ヴァージニア・ウルフ

1吾輩は名無しである2012-12-21 20:47:03

需要があるようなので

153吾輩は名無しである2013-01-06 19:56:29

多少間違ってようが何だろうが、あなたのスクリプトが無ければチンプンカンプンの俺には

嵐の海の灯台の光のように俺を力づけてくれるぜ!

154G ◆Y.6.rbvT92 2013-01-06 21:52:49

何年か前、フランス語の入門講座の教材で聞き取り問題をやった際

をしましたが、そのとき固有名詞って難しいなと思いました。

そもそも固有名詞かすらわかりにくい

圧倒的に覚えている語彙が少ないということももちろんありましたが。

ウルフはいずれ、このスレも参照させてもらい、読むことになる予感がします。

164吾輩は名無しである2013-01-16 06:36:29

意識の流れについてのスレ

そのスレで議論されていることに十分についていけるほどの見識を僕は持っていないのが悲しい。

第一、James Joyce もまだ20ページくらいしか読んだことがないし、William Faulkner も

ほんの100ページほどしか読んでない。William James は、"Varieties of Religious

Experience" を大昔に読んだだけ。

Virginia Woolf だけは、ほんの2か月ほど前からあれこれ拾い読みみたいなことをしている。

基本的には翻訳を読まずに原文だけを読もうと躍起になっている。一つには「俺は外大の英米

学科を出たんだから、英米のものは翻訳を読むわけには参らぬ」という意地がある。

とは言いながら、プルーストスレの人から光文社の「ダロウェイ夫人」の解説を強く勧められ、

さっそく買って、解説だけはすぐに読んだ。確かに素晴らしい解説だった。とても短い解説なんだけど、

たくさんのことが詰まっている。Virginia Woolf の日記や評論や小説や当時の社会背景や

英文学の全体やイギリスの歴史などを広範に研究し尽くしている人だからこそ書ける解説だと思う。

ついでに「ダロウェイ夫人」の本文の翻訳もちらちらと拾い読みしたら、その読みやすさにびっくりした。

翻訳とは思えない自然さ。無理をして原文でひいこら言いながら、辞書とかネット上のあちこちを

引っ張り回し、この小説に出てくる単語のみならず、引用される詩歌の全文を英文で端から端まで

読んでいき、出てくる地名は片っ端から Wikipedia やネット上の地図を見てその場所を確認し、

その地名に関連する写真も眺め、出てくる有名な人名も調べ、登場人物については、それぞれ

Virginia Woolf がなぜそのような名前をつけたのかを考えながら読み進める。

そして、ため息ばかりついてしまう。僕は、原文ではたったの220ページほどでしかないこんなに

短い小説でさえ、満足には理解できないのだと思い知らされ、絶望に近いものを感じる。短くて

有名で比較的に平易なはずのこの小説についてさえこんなに苦労するんだから、もっとはるかに

難しいと言われる James Joyce の "Ulysses" とか Henry James なんて僕に読める日が

来るのだろうか?

168G ◆Y.6.rbvT92 2013-01-16 07:28:40

>>164

誠実謙虚な姿勢に頭が下がり、こちらが猪口才なことを書いたのが恥ずかしくなったりします。

「ダロウェイ夫人」ますます読みたくなってきました。

光文社の解説は私もプルーストスレで勧められ、読みました。確かに素晴らしい。

>無理をして原文でひいこら言いながら、辞書とかネット上のあちこちを

引っ張り回し、この小説に出てくる単語のみならず、引用される詩歌の全文を英文で端から端まで

読んでいき、出てくる地名は片っ端から Wikipedia やネット上の地図を見てその場所を確認し、

その地名に関連する写真も眺め、出てくる有名な人名も調べ、登場人物については、それぞれ

Virginia Woolf がなぜそのような名前をつけたのかを考えながら読み進める。

やはり、こうあるべきなんだろうなあと反省します。フォークナーや宮澤賢治みたいに研究者の編纂した

事典等あれば、かなり効率的になるのかも(もしかしたら、すでにあるのかな)。

今、Le Petit Princeをの原文朗読を聴きながら(貴殿の書き込みを読んで、視聴覚体験の重要さを認識

しました)、加藤晴久「自分で訳す 星の王子さま」を読んでいます。

このまえがきには、

>フランス語を学び始めてから55年になるのに、Le Petit Princeさえちゃんと読み解けない

自分に絶望しながら仕事を進めました。

この道と思い定めて半世紀

異国の文の

究めがたさよ

とあります。

大学教授としてフランス語を教えていた人ですら、このように述懐している。

この人、『憂い顔の《星の王子さま》』で内藤濯訳、さらに新訳11点の多くをくそみそにけなし物議をかもし

ましたが。「自分で訳す」では同じ三修社から近々出ると予告しているけど、結局、三修社はおそらく他の

訳者への批判の激しさに尻ごみしたのか、別の出版社から出ている(一昨年の12月頃、プルーストスレ

でこの本の存在は教えてもらった)。

長文失礼しました。

165吾輩は名無しである2013-01-16 07:15:48

そうは言いながら、"Mrs. Dalloway" は、最初に読んだときにはろくに辞書も引かず、ろくに

ネット上の調査もしないでぐんぐん読み進めたけど、面白いと思った。ただし、YouTube 上で

公開されているその映画版を見たあとでの話だけど。もし映画を見ないでいきなり辞書なしでこの

小説を原文で読んだら、途中で挫折していただろう。

何度も言うけど、僕はこの小説に出てくる Septimus Warren Smith という狂人が好きなのだ。

そして、Mrs. Dalloway も好き。さらには彼女に恋焦がれてきた不器用な Peter Walsh も好き。

さらには、自分の考え方が正しいと信じ込む Sir. William Bradshaw や男勝りの Lady Bruton

も、この世の中によくいるタイプの人たちをよく描いていて、キャラクターとしてはとても面白い。

それはともかく、Virginia Woolf を読んでいると、今、誰のことを書いているのか、いつの話

なのかがわからなくなることが多い。一応は登場人物の名前がまずは書かれるとしても、そのあとはずっと

he か she で済まされるだけで、そのあとは延々と独白めいたものが続くので、誰のことを言っているか

がわかりにくくなる。

同時に、現在と過去が入り乱れるので、今は現在の話なのか過去の話なのかがわかりにくくなる。

一応、「現在」のことは英語では過去形で書かれ、過去の話は過去完了で書かれることが多いとは

いっても、それでもわかりにくくなる。

なぜこんな書き方をしたのか?Virginia Woolf を読んでいていつも思い出すのが、

「主客未分化の世界」とか何とかいう言葉だ。大昔に読んだ西田幾多郎の「善の研究」に

出てきた考え方だ。あまりよく覚えていないしよく理解もしていないけど、僕なりの荒削りの

解釈では、この考え方は、主体と客体とが分化されておらず、それらが混然一体となった

世界があるのだ、というようなことを言っていたと思う。

(その2に続く)

169G ◆Y.6.rbvT92 2013-01-16 07:36:21

>>165以下は、>>168をうpしてから気がつき、読ませてもらいました。

ますます、「ダロウェイ夫人」読みたくなってきました。

170吾輩は名無しである2013-01-16 09:40:49

>>168-169

Gさん、さっそく読んでくださったのですね。ほんとにうれしいです。そもそもこのスレの最初から、

いやそれどころか、文学版での文学について僕が書いたコメントはすべて、Gさんを意識して書いて

きましたからね。いや、もちろん、変な意味で粘着するつもりはありませんし、Gさんのすべてを

真似しようとも思ってないし、真似ができっこありませんし、第一、Gさんと僕とは共通点もあるけど

違った部分も多いから、別の道を歩くしかありません。

Gさんの読んでこられた哲学書や文学書や、聴いてこられたクラシック音楽のうち、ごく一部しか

僕には知りえないでしょうし、おっしゃっていることの10分の1しか僕には理解できていません。

でも、Gさんが今日も朝早くから起きて、仕事の合間に(おそらくは)電車の中で哲学書を

ひもとき、例の Portable Faulkner を開き、その合間に2チャンネルで元気な声を聞かせて

くださっているからこそ、僕も重い腰を挙げて Proust や Faulkner を読み始めることが

できたし、Virginia Woolf に関するビデオの聴き取りや小説の原文の読み取りをしようと

いう気になれたのです。

もちろん、Gさんがいなくてもいずれはそれに似たことをやったかもしれませんが、そのときには、

Gさんに似た別の人物から、やはり類似の刺激を受けたあとにこんなことをやり始めていただろうと

思うのです。

さらには、たとえ Gさんが粘着どもとやりあっているときでさえ、僕はそのやり取りから大事なことを

学び取っています。こんなにひどい暴言を吐きかけられながらも頑張り続けるGさんのバイタリティを

少しでもいいから吸収したいと思って、僕はGさんと粘着どもとのやり取りを毎日、読んでいます。

心ある人はみんな、そういうふうなことをGさんから学んでいますので、これからも安心して、

哲学の話であろうと文学の話であろうと、粘着どもへの返答であろうと、どんなことでも好きなだけ

書き続けて下さい。

202吾輩は名無しである2013-01-29 09:00:05

ウルフの話書くなら自己満足の音声書き起こしもまぁいいけど、今日何のビデオを観たとかを書かれるのはうぜーよな

よく言った

お前が普段何考えてるとかはブログでオネガイシマ〜ス

203吾輩は名無しである2013-01-29 09:13:40

>>202

テメエこそ、よく言った。

テメエの自己満足の文句タラタラのレスポンスは、

便所の壁にお書きくださ〜い。

215吾輩は名無しである2013-02-08 11:14:48

William Makepeace Thackeray の "Vanity Fair" は、ずっと前から気にはなっていた。

でも、いまだに読んではいない。今さっき、Wikipedia 英語版にあるその小説についての

解説記事をすべて読んだ。単に荒筋を読んだだけなのに、何度も大笑いした。

僕の好みにぴったりの作品みたいだ。さっそく注文した。

"Vanity Fair" についての Wikipedia 上の記事

日本語版にもこの小説の解説はあるけど、実に短い。いろんな作家の様々な作品について

の記事が Wikipedia 上にはあるけど、この "Vanity Fair" についての解説は、素晴らしく

書けていると思う。

216吾輩は名無しである2013-02-08 16:44:03

>>215

誤解を招く書き方をしてしまった。非常によく書けた記事は、日本語版の方ではなく、

英語版の方です。Wikipedia は、あれこれと読んできたけど、この記事はとてもいい

と思う。

225吾輩は名無しである2013-02-20 11:24:58

>>224

綴りを三つも間違えた。正しくは、次の通り。

Dr. Jekyll and Mr. Hyde

By Robert Louis Stevenson

242吾輩は名無しである2013-12-11 13:14:46

Pericles Lewis

PROUST, WOOLF, AND MODERN FICTION

http://modernism.research.yale.edu/documents/LewisWoolfandProust.pdf

2432432014-05-02 15:54:35

補足(訂正?)

アマゾンの商品ページをよく見てみたところ、役者はどうやら「大澤實」らしい。

これは1950-60年代にウルフ研究・翻訳に携わっていた「大沢実」先生に間違いない。

ということは、2013年に出版された『歳月』の翻訳は彼が1958年に出版したものの再版である可能性が高い。

本文が判読しやすくなっていたり、新しい解説が付されていたりはするかもしれないが。

とりあえず3000円出して買ってみる気は薄れた(貧乏)。だれか手に取った人いるだろうか?

245吾輩は名無しである2014-05-03 16:33:22

>>243

『歳月』の件、くわしくありがとうございました

俺もまだ買ってないけど

数十年前に訳されたものの再販的なものの可能性が高そうだね

新訳だった方が購入意欲も出るんだけどな

ただ、俺はそのうち買って読んでみるつもりです

まあ、ちょっと高いけどね

2472432014-05-04 01:50:48

>>245

『燈台へ』や『波』のウルフを期待してひもとくとコレジャナイ感を味わう羽目になるかもしれません。

けれどもウルフ小説一般にただよっている(ような気がする)鹿爪らしさというか、前衛的になりきらないお上品さみたいなもの(これは彼女の魅力の一つだと思う)

のことを考えてみれば、共通性はあると言えばあるのかも。

(こんな知ったような口きいて大丈夫なんだろうか)

ご購入なさった際は書評してくれるととてもうれしいです。図々しくも、漢字仮名遣いや装丁などについてもお教えいただきたいな、

などとリクエストしてみます(気に障ったらごめんなさい)。

1958年初版(59年に「奉仕版」なる版が出ているらしいですが、これはいかにも怪しげ)は

箱付きの上製本のようなので、場合によってはこちらを選んだ方がよいかもしれないという事情があったりします。

2482412014-05-04 16:29:33

>>247

買ったときには

ここで訳の状態など書かせてもらおうと思います

しかし、『灯台へ』『波』『ダロウェイ夫人』などにくらべて

『歳月』『夜と昼』『船出』などの知名度は

極端に低いですね

ウルフは優れた作家であるけど

作品数はそれほど多くはないので

未訳や絶版のものは、これからも刊行してもらいたいですね

2492432014-05-04 20:59:25

>>248

おお!楽しみにしながら節約でもしときます(笑

『オーランドー』や『フラッシュ』もチャーミングな作品だと思うのですが(『ロジャー・フライ』は、まあ・・・)

やはり一般に読まれるほどの知名度はないですよね。

とはいえみすず書房から二つの著作集(とそれを補う単行本)が出ていて*、岩波や集英社からも翻訳が出ているウルフは

日本の翻訳界においてかなりの厚遇を受けているようにも思われます。

未訳の長編は『船出』くらいではないでしょうか?

*しかもこれらのみすずの著作集、高騰する気配が見られない。70年代のヴァージニア・ウルフ著作集なら

一万数千円で揃いのものが見つかる(よく長話をする古書店のおじさまによれば、ウルフ著作集は「すぐ売れる」らしいのだが)。

たぶん出版部数自体が多いのだろう。重版しているし。

261吾輩は名無しである2014-11-22 01:54:00

ちなみにトップ5は?

275吾輩は名無しである2014-11-26 23:34:26

>261

女流小説のベスト10(so far)はたぶんこんな感じ。

嵐が丘

エマ

モッキングバードとともに(To Kill a Mockingbird)

灯台へ

ノーサンガー・アビー

わが心のアントニア(My Antonia)

若草物語

ワイド・サルガッソー・シー

ジェーン・エア

コールド・コンフォート・ファーム

以上はすべて英語で読みました。

上位三作は生涯ベスト10にも入りそうだ。

ちなみに、ガスキェルは読んだことがない。

エリオットはサイラス・マーナーだけ。

ダロウェイ夫人はまったくつまらなかった。

波とオーランドは待機中です。

いつか。

263吾輩は名無しである2014-11-23 15:44:57

禿同だよ

ガルシアマルケスも意識の流れを一番うまく扱ってるのはウルフだと思うみたいなこと言ってた記憶がある

なんつーかウルフはシューベルトみたいな魅力があるよね

264吾輩は名無しである2014-11-23 17:30:11

>>263

ん、シューベルトみたいな魅力とは?

265吾輩は名無しである2014-11-23 17:47:53

>>264

構築性の観点から見るとベートーヴェンに比べると弱点があるように評価されてきたのを思い出したのよ

個人的に似たような魅力があると思うのは表現が自然に感じられること、色褪せないみずみずしさ、等です

でもあまりに個人的な感想過ぎたw

266吾輩は名無しである2014-11-23 17:58:49

>>265

なるほどな、そういわれると分かるわ

シューベルトは冗長っていわれるもんな

好きな人が言うには、よさもそこらしいけど

俺こないだ辻原登の冬の旅、読んで、冬の旅のイメージ強いから

とにかく暗いイメージがシューベルトについてしまって

271吾輩は名無しである2014-11-24 01:48:53

>>265

GJ!!

267吾輩は名無しである2014-11-23 18:12:33

>>266

わかってくれてありがとw

即興曲op.90−3のイメージでよろしくです

268吾輩は名無しである2014-11-23 18:57:41

>>267

今聞いてみたけど

灯台へは確かにイメージぴったりかも

269吾輩は名無しである2014-11-23 19:26:21

>>268

でしょ?w

聴いてくれてありがとです

270吾輩は名無しである2014-11-23 20:21:32

そういえばプルーストのスレでもシューベルトとの類似性で話題になったことがあったなぁ

277ソルダード2014-11-27 05:51:58

>>275

「高慢と偏見」「フランケンシュタイン」「ビラヴド」「青い麦」なんかもいいと思います

304吾輩は名無しである2016-05-13 14:05:30

2016年05月11日

Between the Acts / Virginia Woolf

「そして幕が上がる。彼らは話す。」

326吾輩は名無しである2016-07-06 16:47:11

小説「ダロウェイ夫人」「オーランドー」などで知られる、20世紀イギリス文学を代表する作家ヴァージニア・ウルフと、

恋仲であったと言われている詩人で作家のヴィタ・サックヴィル=ウェストとの同性愛的関係が映画化されることになったとDeadlineが報じた。

タイトルは、『ヴィタ・アンド・ヴァージニア(原題) / Vita and Virginia』。

ヴァージニアとヴィタは長年の親友であり、一時は性的な関係を持った恋人同士でもあった。

「オーランドー」は二人の関係を基に描かれた半自叙伝的な小説と言われている。

脚本は、女優で脚本家のアイリーン・アトキンスが手掛け、

初長編監督作品『バーン・バーン・バーン(原題) / Burn Burn Burn』が昨年のロンドン映画祭で上映された

イギリスの新人監督チャーニャ・バトンがメガホンを取る。(鯨岡孝子)

328吾輩は名無しである2016-07-14 23:07:28

ほう・・・>326

しかし文章みると、なんだか酷く病んでいるのがわかるね

「灯台へ」岩波文庫

337吾輩は名無しである2016-07-31 01:17:13

次はダロウェイ夫人にしようか短編集ふたたびにしようか・・・

それとも原著灯台へにしようか・・・

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